ビジネス書感想文

情報のさばき方(外岡秀俊)

2006年から朝日新聞の編集局長を務める人物の著書。 まだ読書中ですが、参考になる話があったので、メモ。情報分析レポートを出す際には、とりあえず結論を書け、ということ。 後で結果責任を問われないための保身、に走って結論をぼやかすことは、慎重であ…

情報整理がうまくいく小さな27のヒント(新津隆夫)

東京とミラノを往復するジャーナリストの情報整理術である。 新聞記事のスクラップなどのヒントはざっくりと飛ばそうかと思ったが、使えるヒントもあった。 とりあえずスクラップし、しばらく寝かせてから見直す、というヒント。 あるものに興味がわくと、情…

デスクトップの技術(中野不二男)

この人もビジネスツールにこだわる。 PCは古くてもいいから、台数にこだわる。 メモは、PDAやシステム手帳にこだわる。 メモの仕方にも当然こだわる、ペンにも。 業務が変わって、研究開発から、スタッフ業務になっている今、メモの取り方に多いになやんでい…

知的ストレッチ入門(日垣隆)

黄金の五分間というくだりが、短いが印象に残った。 本を読み終えた後、付箋をはったり、ドッグイヤーをつけた部分を、いっきに読み通すと、その後の知識のなじみ方が違うということだった。 読書感想文を書くのも似たようなこと。 思い出すし、必要に応じて…

ドキュメントハックス 書かない技術(石黒由紀)

3年間の研究開発成果を1つのレポートにまとめる際に、本当に苦労した。 1つのテーマといっても、最初から最後まで関わったのは私のみ。 とはいえ、いろんなプロセスを試行錯誤したから、それぞれしか知らないノウハウもある。 結局、冗長な大作レポートにな…

レバレッジ・リーディング(本田直之)

勝間和代「効率が10倍アップする新・知的生産術」に引用されていた本。 ビジネス書を多読せよ、という内容で、どこかで見たことがある内容ばかりと思ったら、それは勝間氏が忠実にこの本の内容を実践しているからなのだった。 レバレッジ・リーディング作者:…

詳説 鉛フリーはんだ付け技術―創造、開発、量産への原典(

末次憲一郎)と、鉛フリーはんだ実装技術―基礎からリフトオフ対策まで(JEITA 鉛フリーはんだ実装編集委員会) 中身を確かめるための斜め読みを実施した。 前者は松下電器の技術者が中心となって書いた本なので、実践的。 他の本では見かけない内容が書かれ…

手帳 Hacks! 仕事と手帳を200%拡張するLifeHacks(Workhack

Project) 自分のモチベーションを下げる手帳の使い方はしないほうがいい、というフレーズが印象に残った。 「あれもまだ、これもまだ。ああああっどうしよう」という使い方のこと。 その通りだ。 手帳 Hacks! 仕事と手帳を200%拡張するLifeHacks作者: Workh…

PMプロジェクト・マネジメント(中嶋秀隆)

わかりやすい。 とにかく、プロジェクトマネジメントの何たるかがわかった(ような気になる)。 文章が平易で文字が大きい(だからもっとページ数を減らせるはずなのだが)。 図も的確で、理解を大きく助けてくれる。 私が読んだのは改訂2版だったが、3版も…

世界一やさしい!経営戦略のトリセツ(西村克己)

ある電器メーカーの経営企画室の若いスタッフが、経営コンサルタントの助けを得て、新たなプロジェクトを立ち上げていくサクセスストーリー に、乗せて、経営戦略やマーケティング戦略の策定方法を学べる本。 これまでは、SWOT分析を実践しようにも、本だけ…

企画力(田坂広志)

サブタイトルは「共感の物語」を伝える技術と心得。 企画書作成のノウハウではなくて、企画書の意味、企画書を構成するパーツの存在意義が見えてきました(そんな気がしてきました)。 誤字脱字、フォントサイズ、行間、そんなモノに対してどこまで注意を払…

失敗学のすすめ(畑村洋太郎)

少し前のベストセラー。 大学では、溶接工学や金属学を学んでいたので、共振で壊れた橋と、寒い冬の日に突然割れたリベット船という、本の中で取り上げられていた有名な失敗学のケースは講義で学んでいました。 そういう点では、なじみのある内容が多いと思…

整理がうまい人の習慣術(三橋志津子)

退社前に机の上をきれいにすること、 この習慣だけでも、モノにしたいと切実に思います。 朝10分早く出社して、整理を行なう、 これをできたら素敵だと思います。なかなかできないから、こういう本が売れる。 永遠の課題です。 冒頭に「完璧に整えられた環境…

ITエンジニアのための「論理思考」がわかる本(上村有子)

タイトルどおり、ITエンジニア、SEのために特化している本なので、演習課題や、具体例に使われている用語に馴染みがなくて、頓挫しました。 ある程度「論理思考」のツールに慣れていて、かつ、SEの人には、演習課題も多いので、「ビリーズブートキャンプ」の…

問題発見プロフェッショナル(斉藤嘉則)

6章のうち、3章は具体的なツール、ケースを用いた分析手法の紹介でした。 名前だけしか知らない分析手法や、所見のグラフもあり、具体的に説明されてあったので面白かったです。 ただの数字から意味のある印象を与えるグラフを作るには、ツールに対する知識…

ロジカル・ライティング(照屋華子)

論理的にわかりやすく書くスキル、というサブタイトルの通り、わかりやすく書かれた本でした。 MECE、So What, Why So, の基本的なことから、報告書の見出し、構成に至るまで、かゆいところに手が届いています。 報告書のダメな例と改善例の比較が面白い。 …

ロジカルリスニング(船川淳志)のその2

ロジカルリスニング 「論理思考」と「聞く技術」の統合スキル を読み終えました。 「ハックス」ものとは異なり、すぐに使える小技は記載されていません。 しかし、自分の癖を気づかせてくれる本でした。 実は私は、人の話を聞きながら、いつの間にか寝ていた…

英会話学校に行かない人ほど、うまくなる(古市幸雄)その2

英語を必要な理由を考えろ、と本の冒頭にあった。 そこで、考えてみた。 …仕事の上では見つからない。 海外出張の予定はない。行きたくない。 エレクトロニクス分野では、日本語の文献でも十分情報が手に入る。 会社には、英語論文を1ヶ月読んだときのお釣り…

英会話学校に行かない人ほど、うまくなる(古市幸雄)

1日30分を続けなさい、の著者の本。 1600円に対して内容が薄い。 でも、書いてあることは真理だと思う。 うすうすわかっていたことを気づかせて、さらに成功例を示した内容だ。 これまで、英語力がアップした時期を振り返ってみた。 日本国内の国際学会で発…

効率が10倍アップする新・知的生産術(その2)

目から鱗が落ちた感じがしたのが、本の読み方。 線を引いたり、まとめ書きしたり、しない。 なぜなら、目次を見ればいいから。 そりゃそうだ。 これまで目次なんて、本を購入するときしか見なかった。 でも、目次を見たら内容を思い出せることに初めて気づい…

効率が10倍アップする新・知的生産術(その1)

自分をグーグル化する方法、ってサブタイトルにやられて買ってきた。 速読がイイ、と書いてあるので2時間くらいで読んでみた。 読み終えると下記のものが欲しくなる、使いたくなる。 gmail google desktop google calender 自転車通勤 ノートPC フォトリーデ…

効率が10倍アップする新・知的生産術(その3)

作者は公認会計士をベースにキャリアアップしてきた女性。 でも、完全なる理系女子。 書いてある内容がすんなり入ってくる。 だから、とりあえず、いくつか実践してみようという気になる。 まずはロジカル・シンキングという本の購入。 ロジカル・シンキング…