失敗学のすすめ(畑村洋太郎)

少し前のベストセラー。
大学では、溶接工学や金属学を学んでいたので、共振で壊れた橋と、寒い冬の日に突然割れたリベット船という、本の中で取り上げられていた有名な失敗学のケースは講義で学んでいました。
そういう点では、なじみのある内容が多いと思いました。
大学で、わざと失敗するようなグループ体験学習を実施する、というのは面白そうです。
小さな失敗を体験することを通して、大きな失敗を避けるための予見力、想像力を養うきっかけを与える。
まさに東大(失敗が少ない学生集団)で実施すると、最も効果が大きい学習と思います。
 
私も職場の後輩が失敗する(=薬傷を負う)に任せたほうが良かったのかと思ったりして。
先回りして注意していましたが。
ああ、そうだ、会社では、それを労災というのだった。

失敗学のすすめ

失敗学のすすめ