ロジカルリスニング(船川淳志)のその2

ロジカルリスニング 「論理思考」と「聞く技術」の統合スキル
を読み終えました。
「ハックス」ものとは異なり、すぐに使える小技は記載されていません。
しかし、自分の癖を気づかせてくれる本でした。
 
実は私は、人の話を聞きながら、いつの間にか寝ていたり、記憶が飛んでいたりすることが多い、最悪なタイプの聞き手ですが、その原因が何となくわかりました。
相手の話を理解するための思考を放棄し、他のことを考えているからだったようです。
聴衆の注意を引きにくいスピーカーというのは存在しますが、意味のある内容で、なおかつ、時間を割くことを要求されているのですから、聞き取れなくては損というものです。
眠気覚ましを前もって飲むなどの努力しかしてこなかったのですが、相手の話を聞く技術を身につける努力のほうが効果があるようです。
聞きながら、分類し、ノイズをよけながら、話の本筋を拾い上げるというポイントが書かれていました。
  
また、相手の話を引き出す技術、対話する技術についても書かれていました。
こちらの態度、相槌というのも、技術の1つということでした。
1つだけ私が実践してきたことで、本の内容と一致していたのが、相槌を打つことと、真っ向からの反対意見をぶち返されたときに、「・・・確かにそういう考え方もありますよね」と言って、間を空けること(怒りを抑えること)。
  
また時間を置いてから、読み直してみると、新たなことが見えてくるような気がします。
図書館の本なので、気軽に読み直しができるのはありがたいことです。

ロジカル・リスニング

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